PEOPLE

社員紹介

07

技術本部 前島 健吾 生産工学部機械工学科
入社2015年

自分が設計したものを現実に

プロジェクト達成をやりがいに

Interview.1日本製紙クレシアを選んだ理由

技術職にこだわった就職活動 メーカーの設計として製品に関わりたい

大学の研究室では繊維強化プラスチックなど複合材料に関して勉強していました。それを就職後に生かせることとなると限られるので、技術職であることを軸に、業界のジャンルは問わず就職活動を進めました。そのような中で、当社が日常生活で馴染みのあったクリネックス・スコッティや、研究室で使用していたキムワイプなど、家庭用品から業務用品まで幅広いラインナップの製品を作っていることに興味を持ち、多くの人にとって身近な製品の製造に関わる仕事に魅力を感じるようになりました。就職活動中に感じた社内の雰囲気も良かったことや、ライフワークバランスが整っていることもわかり入社を決めました。

Interview.2私の仕事

設備設計・施工管理など お客様の生活と現場オペレーターの 生産業務を快適に

2021年9月までの約6年間は東京工場工務部施設課に所属し、機械設計担当として業務を行い、2021年10月からは、本社の技術本部にて新規設備設置工事の設計業務を担当しています。具体的には、入社後半年間、本社と工場にて研修を受け、その後、配属先にて小規模な設備の設計や修繕を行いました。2年目以降は紙パックリサイクルパルプ設備新設やホテル用ティシュー製品生産ライン設置、クラフト紙でのトイレットペーパー包装機設置など規模の大きいプロジェクトも担当させてもらいました。さまざまな経験を積み、現部署では新たな設備設置工事のプロジェクトメンバーとして、設計業務に取り組んでいます。品質の高い衛生用品をお客様が安心して使用でき、現場オペレーターが安定して生産できるように日々の設計に努めています。

Interview.3求められるスキルやマインド

お客様に喜ばれるものを安全かつ効率よく さまざまな要素を考慮し、設備を設計する

設備設計では、お客様に喜ばれるために利便性や使い心地の良い製品を生産できる設備を考えることは勿論のこと、他にも安全性・品質・生産性・現場オペレーターの要望などさまざまな要素を考慮して設計しなくてはなりません。例えば、近年、トイレットロールで人気がある2倍巻・3倍巻などの長持ちタイプの製品は、長さだけを求めて設計した設備では、巻き付けがきつくなり、紙は圧縮されて硬くなってしまい、使い心地の良い製品は生産できません。使い心地の良いふんわりとした感触も求められているわけですが、ふんわり感を求めすぎると、速い速度で生産できないので、生産性が落ちてしまいます。製品の利便性や使いやすさ、生産性を考慮しつつ、安全に現場オペレーターが生産できる設備を設計しなくてはなりません。それに加えて、工事予算や納期もあります。どの製品、設備でも設計する上で考えることは多々あり大変ですが、お客様にとって、企業にとってのベストを探りながらチャレンジしていくことは、この仕事の難しさでもあり、面白さでもあると思います。

Interview.4仕事のやりがい・日本製紙クレシアの魅力

自分が設計したものが形になり 製品が作られる ワクワク感と達成感

ティシューやトイレットロールなど、多くの人が日常で使うものを製造する設備を設計しているので、街中などでお客様が当社の商品を手に取っている光景を見ると喜びとやりがいを感じます。また、工場で使い勝手が良い設備を設置できれば、現場から良い反応がもらえるので、さらにやりがいを感じます。企業によっては1つのプロジェクトでも設計と現場監督に分かれ、工事完了までの全てに関われない場合もありますが、当社では、設計からその設備を設置する工事の現場監督まで一連のプロジェクトに携わることが可能なので、実際に自分が設計した設備によって生産される製品を見ることができます。そこが当社の設計業務の魅力の1つだと思います。

1日の流れ

  • 8:30
    始業
  • 午前
    メール確認
    工事業者と作業前ミーティング※1
    現場監督※1
    事務作業(設計、工事資料作成等)
  • 12:00
    昼食
  • 午後
    現場確認(工事進捗確認・採寸・データ取り・スケッチ等)
    現場監督※1
    打合せ・会議
    事務作業(工事進捗確認等)
    工事終了報告・確認※1
  • 17:00
    退社

※1 工事がある日のみ実施

Interview.5私のこれからと目標

より清潔で快適な暮らしに貢献する衛生用品を追求して 発足するプロジェクト さまざまな経験を積みステップアップを図りたい

昨今の情勢から衛生用品は以前よりも注目を集めており、新規案件や設備改造なども増えています。私も新しい部署にて新規設備設置の大きなプロジェクトに関わっています。先輩・上司・同僚に助けられながらプロジェクトを遂行し、日々、新たな課題に取り組むことで、設計の知識を多く得ています。入社以前から、さまざまな経験を積んでみたいと思っていたので、今の職場環境には大変満足しています。今後もより多くのプロジェクトに挑戦しながらステップアップしていき、一人でも多くの人々の暮らしを清潔で快適にできるような、モノづくりのプロフェッショナルを目指します。

Interview.6学生へのメッセージ

一つのことにとらわれず 多くのことに挑戦できる環境に

理系の学生が学ぶことは専門的なことが多いと思いますが、企業では職種と専攻が違っても学べる環境があります。専攻にこだわりすぎず、興味のある企業を積極的に見てみることをお勧めします。入社後、先輩・上司など周りのサポートもあるので、チャレンジする意欲があればいくらでも伸びる環境があると思います。また、設計業務は忙しいイメージもありますが、当社は比較的、休暇が取りやすい環境が整っており、旅行やスポーツなどの趣味の時間を作りやすく、ライフワークバランスを重視する方には良い会社だと思います。自分が考え、設計したものが現実になるこの仕事は魅力的で、面白いと思います。設計・製造に関わってみたい方、是非とも一緒に仕事をしましょう。